• 更新日 2024.03.09
  • MTカウンセリングは森田療法の考え方を、より容易に効率的に身に付けて頂けるように、心理カウンセリングの手法を取り入れたものです。
    下記に、この詳しい説明をさせていただきます。

  • MTカウンセリングとは

    1.従来の森田療法の長所と欠点

    長所

    ①神経症(不安障害)の治療方法として最も効果があると言われている精神療法である。
    ②直接面接でなくても、本などの文字情報により習得が可能である。


    欠点

    ①適用範囲が非常に狭い。(森田神経質という性格特徴を持ち、かつ、今の症状をどうしても治したいという強い意欲を持っていない人の場合には効果が出にくい。)
    ②理論が難解なため、一人で理解しようとすると誤解してしまうことが多い。
    ③薬物療法に比べ、治療に時間がかかるため、病院などで実施している所が少ない。

  • 2.従来の心理カウンセリングの長所と欠点

    長所

    ①積極的傾聴、無条件の肯定的配慮など、悩んでいる人(クライエント)の気付きを促進するための手法が豊富である。
    ②精神療法に留まらず、人間対人間の相互理解に大切な考え方が織り込まれている。


    欠点

    ①直接面接でないと、効果が出にくい。
    ②神経症(不安障害)の場合には、効果が出ないことが多い。

  •   矢印
  • MTカウンセリングは、上記従来の森田療法と心理カウンセリングの長所を組み合わせ、森田療法の考え方(森田理論)の習得を、より容易にしたものです。具体的には下記のようになります。

  • MTカウンセリングの長所と欠点

    長所

    ①心理カウンセリングの手法を用いることで、森田理論を正確に効率よく身に付けることが出来ます。
    このため、今の悩みや症状を、本などを読むよりも容易に改善することが出来ます。
    ②電子メールを用いるため、時間に拘束されることなく、毎日の日常生活を送りながら、症状を治していくことが可能です。
    (メールのやり取りにより行いますので、治療のために出かけたりする必要がありません。)


    欠点

    ①適用範囲が非常に狭い。(森田神経質という性格特徴を持ち、かつ、今の症状をどうしても治したいという強い意欲を持っていない人の場合には効果が出にくい。)
    ②カウンセラーの資質が問われる。
    (実際に神経症になった経験がないと適切な指導が困難。)
    ③ある程度の指導期間が必要。
    (森田療法自体に言えることですが、学習的側面が強いために、ある程度の時間が必要となる。)