(原因と克服法の解説)
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更新日 2021.07.14
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1.乗り物恐怖症とは
電車などの乗り物に乗るのが怖い悩みである乗り物恐怖症は不安神経症の代表的な症状になります。
乗り物恐怖症に悩んでいる時は電車以外にも飛行機やバス、自動車といった密閉された空間を持つ乗り物に乗っている時に動悸や息苦しさ、めまいなどが起こるのではないかと予期不安を感じ乗れない状態になっています。
特に、海外出張などで飛行機に乗る機会の多い人の場合は飛行機恐怖症という形になることが多いものです。
また、停車する間隔の長い特急などの電車に乗れないという形になる人も多いです。
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2.原因
乗り物恐怖症の場合も神経質性格という内的な原因と、乗っている時に突然、動悸や息苦しさ、めまいが起こり、このまま死んでしまうのではないかという不安な経験したことが「きっかけ」になって起こることが多いものです。
つまり内的な原因と外的な原因の2つが重なって起こると言って良いと思います。
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3.薬を用いない克服法
飛行機や電車、バスなどの乗り物に乗っている時に突然、動悸や息苦しさ、めまいを感じ、「これは、大変だ」とか「このまま死んでしまったら、どうしよう」と考えてしまうと、さらに不安を大きくしてしまうものなのです。
しかし、こういった不安発作のために命を失った人は今までに一人もおりませんので、まず、この事実を自覚することが大切になります。
また、乗り物恐怖症に伴う不安発作の症状は長くても10分以内で治まってくるものなのです。
ですから、これらの事実を踏まえ不安発作の症状を感じながらも飛行機や電車、バス等から降りないようにしていくことが大切になります。
また、日頃から目的本位など森田療法の考えに従って行動していると、この積み重ねの中で、いざ乗り物に乗る状況が訪れても予期不安を必要以上に大きくしなくて済み症状を感じることがなくなって来るものなのです。
ですから、これが乗り物恐怖症の薬を用いない克服法になると言って良いと思います。