(原因と克服法の解説)
-
更新日 2021.07.28
-
1.留守番恐怖とは
家に一人でいるのが怖い悩みである留守番恐怖は不安神経症の症状の一つになります。
例えば、ご主人が会社に行き、帰りが遅い時など、一人で家で待っている時に不安になり怖いという形で現れてきます。
また、小さな子供がいる人では、子供に何かあった時に自分一人で対処できるだろうかと不安を感じ、一人でいるのが怖いという場合もあります。
このような形で現れる留守番恐怖は自分一人だけという状況の下で何か大変なことが起こった時に他の人に助けを求められないという不安が根底にあるのだと思います。
-
2.原因
留守番恐怖の場合も神経質性格という内的な原因と、家に一人でいる時に何らかのショックな経験をしたことが「きっかけ」になって起こることが多いものです。
-
3.薬を用いない克服法
基本的には家で一人でいるのが怖いと感じながらも必要があれば留守番するということが必要になってきます。
これが森田療法で言っている目的本位の行動ということになります。
また、日頃から色々な場面で目的本位を意識して行動していると、この積み重ねの中で、家に一人でいなければならない状況が訪れても予期不安を必要以上に感じなくて済み、家に一人でいる怖さが和らいでくるものなのです。
ですから、これが留守番恐怖の薬を用いない克服法ということになります。