(原因と対処法の説明)
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更新日 2024.12.07
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1.はじめに
夜寝ている時に突然、心臓がドキドキしてきて息苦しくなってしまうという形で現れてくるのがパニック発作と言われている症状になります。
このページを読まれている方の中には、今こういう症状で悩んでいる方もいるのではないかと思います。ただ、パニック発作は以前は不安発作と言われていたように不安神経症の症状の1つなのです。
つまり、狭心症発作や心筋梗塞の発作とは原因が全く異なるものなのです。
そして、狭心症発作や心筋梗塞の発作のように命に関わるようなことはないものなのです。
ですから、この事実はきちんと理解しておいた方が良いと思います。
後で説明させて頂きますが、パニック発作の原因は「死の恐怖」に対する「とらわれ」なのです。
ですから、心臓とか脳には異常となる原因がないのです。
狭心症や心筋梗塞の場合には病院の検査で何らかの異常が出てくるものなのですが、パニック発作の場合は、こういう異常がないのが特徴だと言って良いと思います。
ですから、病院の検査では異常がないけれど、突然のドキドキや息苦しさ、めまいといった症状が起こる場合はパニック発作が原因になっている可能性が高くなると思います。
そして、これも後で説明させて頂きますが、この場合は森田療法の学習をしながら対処していく中で「死の恐怖」に対する「とらわれ」が薄れてくれば、これに比例して治ってくるものなのです。
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2.症状の概要
パニック発作は不安神経症やパニック障害の場合に見られる典型的な症状になります。
具体的には突然の動悸や頻脈、めまい、息切れ、息苦しさで、パニックになってしまうという形で現れることが多いものです。
そして、動悸や、頻脈、息苦しさなどの症状が起こった時に、このまま死んでしまったらどうしようと「死の恐怖」を感じ不安になってしまうのが、パニック発作の場合の一番の特徴なのです。
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3.原因
心配性や完璧主義などの神経質性格の特徴を持っている人がパニック発作に悩んでいる時は不安に引きずられて電車に乗ることを避けたりする対処法を取ってしまうのですが、この方向では一時的には楽が出来ても、長い目で見ると、ますます症状を強くすることになってしまうのです。
これが森田療法で言っている気分本位の行動ということになるのですが、こういう気分本位の行動を繰り返していく中でパニック発作の不安に対する「とらわれ」が強固なものになってしまうのです。
パニック発作が起こる「キッカケ」は通勤電車の中で突然、激しい頻脈や息切れを感じ不安になってしまったという経験が挙げられます。
しかし、これは「外的要因」に過ぎないのです。
つまり一番の原因は上にも書きましたが気分本位の行動を繰り返してしまうところにあるのです。
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4.対処法について
パニック発作の症状は抗うつ薬などを飲んで表面的に不安を感じにくくさせるだけでは根本的な対処法にはならないと言えるのです。
つまり、発作の不安に引きずられて電車などから逃げてしまうという誤った方向の行動を修正するようにしていくことが、不安発作の症状の根本的な対処法になるのです。
ただ、闇雲に電車に乗れば良いということではありません。
森田療法の考え方を参考にして努力方向の軌道修正をしていくことで初めて良い方向に向いてくるものなのです。
ですから、森田療法の学習をしながらパニック発作の症状に引きずられずに行動していくことが根本的な対処法になると言って良いと思います。