(克服のための具体的な説明)
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更新日 2021.08.03
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抑うつ神経症は、うつ病と間違いやすい神経質性格の人が陥る症状であり、抑鬱神経症とか、抑うつ症と言われることもあります。
また、うつ病状態とか、うつ状態と呼ばれているものと実質的には同じことになります。
抑うつ神経症に陥っている時は、やる気が起きない、将来に対して不安を感じる、不眠症、慢性的な頭痛、手足のしびれ、倦怠感など、純粋な「うつ病」と、ほとんど見分けのつかない症状が起こります。
このため、抑うつ神経症と言われると、何か純粋な「うつ病」と同じように、心の病気ではないかと心配しやすいものですが、この症状は、神経症から来ているものなのです。
つまり、純粋な「うつ病」のような心の病気(精神病)とは全く異なるものですので安心して下さい。
ですから、うつ状態とか、抑うつ神経症などと言われても、あまり心配しないようにしていった方が良いと思います。
また、純粋な、うつ病の人の場合は、他者本位(他人本位)の考え方をしているものなのですが、抑うつ神経症の人の場合は、自分本位に考える傾向が強いと言えます。
具体的に言えば、仕事に対して、やる気が起きないという状態の場合、純粋な、うつ病の人は、会社や家族に迷惑がかかると考えるものですが、抑うつ神経症の人の場合は、何でやる気が起こらないのだろうかとか、このまま、やる気が起こらなかったらどうしようといった不安を感じるのです。
また、抑うつ神経症の場合は、神経質性格の特徴を持っていることが特徴になります。
このため、純粋な、うつ病の人の場合は自殺の可能性が非常に高くなりますが、抑うつ神経症の人の場合は、逆に自殺の可能性が非常に低いと言えるのです。
そして、抑うつ神経症の場合も他の神経症の場合と同様に、症状を感じながらも目の前の「やるべきこと」をこなすという目的本位の行動を積み重ねていく中で薬を用いずに克服できるようになるものなのです。