(症状のチェックと薬を用いない対応の解説)
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更新日 2021.08.03
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1.はじめに
気分が落ち込んだり、やる気が起きないということで悩んでいる人も多いことと思います。
このページでは、このような、うつ状態と呼ばれている悩みについて解説しております。
今は、うつ状態というと、うつ病という診断をされやすく、心療内科や精神科の病院に通い、抗うつ薬や抗不安薬といった薬を飲んでいる人も多いのではないかと思います。
しかし、こういう薬を飲んでも、なかなか良い方向に向かないという人の場合は、神経症が原因になっている、うつ状態の可能性が高くなると思います。
このページでは、こういう神経症が原因になっている、うつ状態をメインにして解説してあります。
ですから、今、うつ状態とか、うつ病ということ薬を飲んでいるけれど、思うように良くならないという人は、このページの内容を参考にして、これからの対応方向を再検討してみると良いのではないかと思います。
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2.うつ状態とは
下記のチェックリストに載せてあるような症状が起こるのが、うつ状態ということになります。
ただ、うつ状態の症状が起こる疾患というのは、うつ病だけではなく、適応障害や、パーソナリティ障害、発達障害、統合失調症、神経症(不安障害)などがあります。
2-1,うつ病から起こる「うつ状態」
うつ病が原因で起こっている、うつ状態の場合は、客観的に見ても落ち込んでいる様子がハッキリと分かるものです。
また、几帳面で生真面目で、他人思いな面が強いという性格特徴の人の場合に起こりやすいと言って良いと思います。
最近、耳にすることの多くなった「新型うつ」の場合は、器質的な、うつ病というよりも発達障害や神経症(不安障害)から来ている可能性が高いのではないかと思います。
なお、「物事に対する関心や取り組む意欲が失せて1日中、何もやる気が起こらない状態が、ほとんど毎日、2週間以上続いた状態」が、うつ病の場合の診断基準になると言われています。
しかし、この状態と共に他人思いの面が強いといった病前性格の特徴を考慮した方が、より正確な診断が出来るのではないかと思います。
また、うつ病の場合は、「うつ状態」のみが現れる、単極性うつ病の場合と、元気が出過ぎる、躁状態も現れる、双極性障害の場合もあります。
そして、双極性障害の場合は使用する薬の種類が違ってきますので、躁状態が見られるかどうかもチェックすることが大切になると思います。2-2,適応障害から起こる「うつ状態」
本人にとって困難な状況や出来事がストレスの元になって起こってくるのが適応障害の場合の「うつ状態」になります。
適応障害が原因の「うつ状態」の場合は、涙もろくなったり、また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状が起こりやすい傾向があると言われています。
ただ、適応障害から起こる「うつ状態」の場合は過度のストレスが原因になっているものですから、薬の力を借りずとも、ストレスの原因が改善されたり、時間がたったりすることで自然に治っていくケースも多いと言われています。
なお、適応障害から起こる「うつ状態」の場合は、抑うつ気分、不安、怒り、焦りや緊張などの情緒面の症状が顕著なところが特徴だと言って良いと思います。2-3,パーソナリティ障害から起こる「うつ状態」
パーソナリティ障害は感情や衝動のコントロール、対人関係といった広い範囲のパーソナリティ機能の偏りから問題が生じるものであり、他の精神疾患を引き起こす元になるものだと言って良いと思います。
パーソナリティ障害にはいくつかのタイプがあり、アメリカ精神医学会の診断基準で3分類10種があげられています。
ここでは具体的な内容は省略させて頂きますが、この中の非社交的で他者への関心が乏しいことが特徴のA群の統合失調質パーソナリティ障害、不安で内向的であることが特徴のC群の依存性パーソナリティ障害と、強迫性パーソナリティ障害および回避性パーソナリティ障害の場合に、うつ状態の症状が起こりやすいと言われています。2-4,発達障害から起こる「うつ状態」
発達障害は生まれつき脳の一部の機能に障害があるという点に特徴があります。
ですから、生まれつきの特性であり、病気とは異なるものだと言って良いと思います。
なお、発達障害はいくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害などがあります。
この中の自閉症とアスペルガー症候群は「自閉症スペクトラム障害」と呼ばれ、広汎性発達障害(PDD)と同じものだと言われています。
そして、この「自閉症スペクトラム障害」の場合に、うつ状態の症状が起こりやすいと言われています。
なお、「自閉症スペクトラム障害」の中の「アスペルガー症候群」は神経症(不安障害)の代表的な症状である対人恐怖症と間違われやすいので注意が必要だと思います。
つまり、最近、本来、対人恐怖症であるにも関わらず、インターネットの情報などから自己診断をし、自分のことを「アスペルガー症候群」だと勘違いしている人が増えているように思います。
これは「アスペルガー症候群」の診断をするための症状のチェック項目が対人恐怖症の場合と、ほとんど一致しているからなのです。
しかし、本当の「アスペルガー症候群」の場合であれば、自分が「アスペルガー症候群」ではないかと悩むようなことは、けっしてないものなのです。
ですから、自分が「アスペルガー症候群」ではないかと悩むような人の場合は、ほとんどが対人恐怖症だと考えて良いと思います。2-5,統合失調症から起こる「うつ状態」
統合失調症は、幻覚や妄想という症状が起こるところに特徴がある代表的な精神疾患であり、脳の構造や働きの異常から起こるものだと言われています。
そして、統合失調症の場合、陰性症状と言われていますが、日常生活や社会生活において適切な会話や行動、作業に支障が出てくることも多いものです。
そして、こういう状況の時に、うつ状態の症状が起こりやすいと言われています。
しかし、これはドーパミンの分泌量の低下など、純粋に脳の異常から起こってくるものなのです。2-6,神経症(不安障害)から起こる「うつ状態」
神経症の中でも自律神経失調症などの普通神経症の場合は、不眠や頭痛、体調の悪さや、やる気のなさといった症状が起こりやすいものです。
そして、特に、やる気のなさなどの症状が強い場合は抑うつ神経症と言われていますが、この場合の特徴が、うつ状態ということになります。
この抑うつ神経症の場合のうつ状態は適応障害やパーソナリティ障害、発達障害、統合失調症などが原因のうつ状態とはハッキリとして区別が付くのですが、うつ病から起こるうつ状態との区別は付きにくいものです。
また、今は抑うつ神経症の場合でも精神科や心療内科の病院に行くと、うつ病という診断をされてしまうために、余計に誤解してしまうことが増えていると思います。
昔は現れる症状の背景にある原因も考慮して診断されていましたが、最近の診断基準では現れる症状だけから病名を診断するようになったために、純粋なうつ病から起こる「うつ状態」でも、神経症から起こる「うつ状態」でも、同じように、うつ病という診断をされてしまうようになったのです。
しかし、純粋なうつ病の場合と神経症の場合とでは、その対応方向が正反対になるものなのです。
しかし、今は、こういう考慮がされず、ただ、抗うつ薬などの薬が処方されてしまうために、本来、薬を飲まない方が早く治る神経症が原因の「うつ状態」の人が何年にも渡って薬を飲み続けているという例が増えているように思います。
こういう薬物療法だけの治療は病院の経営にとっては好都合ですが、悩んでいる患者の側からすれば、一種の詐欺にあっているようなものだと言えるのではないかと思います。
しかし、今は、残念なことに、こういう精神医療の問題点をクローズアップしてくれるようなマスコミやジャーナリストがいないのが現実だと思います。以上、うつ状態とは、ということで概要を書かせて頂きましたが、これ以降は神経症から起こる「うつ状態」について、さらに詳しく説明させて頂きます。
うつ状態は、うつ病状態とか不安抑うつ状態、抑うつ神経症と呼ばれることもある症状です。この症状は、適用症状の中でも説明させていただきましたが、やる気が起きない、将来に対して不安を感じる、不眠症、慢性的な頭痛、手足のしびれ、倦怠感など、器質的な、うつ病と、ほとんど見分けの付かない症状が起こります。
うつ状態と言われると、脳の異常から起こる、うつ病と同じように、心の病気ではないかと心配しやすいものですが、うつ状態は神経症が原因になっている場合が一番多いものなのです。
つまり、うつ状態と言われているものの大部分は、器質的な、うつ病のような心の病気(精神病)とは全く異なるものですので、安心して下さい。
このため、うつ状態とか、抑うつ神経症と言われても、あまり、心配しないようにしていった方が良いと思います。
また、さっきも書かせて頂きましたが、器質的な、うつ病の場合は、他者本位(他人本位)の考え方をしているものなのですが、神経症から起こる「うつ状態」の人の場合は、自分本位に考える傾向が強いと言えます。
具体的に言えば、仕事に対して、やる気が起きないという状態の場合、器質的な、うつ病の人は、会社や家族に迷惑がかかると考えるものですが、神経症から起こる「うつ状態」の人の場合は、何でやる気が起こらないのだろうか、とか、このまま、やる気が起こらなければどうしよう、といった不安を感じるのです。
また、性格的にも、① 心配性:悲観的で劣等感を持ちやすい傾向がある、②執着性が強い:物事にこだわりやすく、一つのことが気になると、他に目が行かない傾向がある、③自己内省性が強い、④ 内向的で優柔不断である、⑤ 強い欲求を持っている、⑥理想主義の傾向がある、という神経質性格の特徴を持っているものです。
このため、器質的な、うつ病の人の場合は、自殺の可能性が非常に高くなりますが、神経症から来る、うつ状態の人の場合は、逆に自殺の可能性が非常に低いと言えるのです。
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3.症状のチェックと診断
うつ状態の具体的な症状をチェックリスト形式でまとめると下記のようになります。
ですから、このチェックリストの項目に当てはまるかどうかで、うつ状態かどうかの自己診断が出来ると思います。(うつ状態のチェック項目)
1.気分が沈んだり、落ち込みが長く続く。
2.今まで好きだったことに興味が持てない。
3.テレビを見たり、音楽を聴いても楽しさを感じられない。
4.特に朝が無気力で、やる気が起こらない。
5.仕事が思うようにはかどらず、何をするのも面倒に感じる。
6.人と会話していても話に集中できない。
7.イライラして落ち着かないことが多い。
8.以前よりもお酒の量が増えている。
9.ボーッとすることが多く、事故やケガをしやすくなった。
10.自分がつまらない人生を送っているように感じる。
11.このまま消えてなくなりたいと感じることがある。
12.熟睡できず、朝早く目が覚めることが多い。
13.食欲がなく、美味しく感じられないことが多い。
14.疲れや、だるさを感じることが多い。
15.肩や首の凝りが取れない。
16.頭痛や頭の重さを感じる。
17.息苦しさや、胸の苦しさを感じることがある。
18.喉に異物感を感じることがある。
19.性欲の低下を感じる。
20.人に会いたくない。
21.優柔不断で判断できない傾向が強くなった。
22.死にたいと思うことが増えた。 -
4.うつ状態と共通する神経症の主な症状
1.不眠症
うつ状態に陥っている時は、熟睡できず、朝早く目が覚めることが多いという不眠の症状が起こってきますが、これは神経症が原因の不眠症の場合にも同じように現れてくるものなのです。
ただ、神経症が原因の不眠症の場合は、今夜もまた眠れなかったらどうしようとか、また、夜中に目が覚め眠れなくなったらどうしようというように、予期不安を感じるものなのです。
ですから、こういう予期不安を感じるような不眠症の場合は神経症から来る、うつ状態だと言って良いと思います。2.慢性肩こり
うつ状態に悩んでいる時は肩や首の凝りが取れないということで慢性的な肩こりや首のこりを感じていることが多いものです。
しかし、自律神経失調症と言われている普通神経症の場合にも、こういう慢性的な肩こりが起こることが多いものなのです。
そして、この場合は肩こりに対する「とらわれ」が出来ているのが特徴だと言って良いと思います。
つまり、常に肩こりの方に注意が向き、湿布や薬が欠かせないという状態になっていることが多いものなのです。3.慢性頭痛
頭痛や頭の重さを感じるというのも、うつ状態の特徴になりますが、神経症の場合にも慢性的な頭痛で悩んでいることが多いものなのです。
この慢性的な頭痛も自律神経失調症と言われる普通神経症の症状に含まれます。
そして、この場合も、常に頭痛の方に注意が向くという「とらわれ」の状態に陥っているものなのです。
そして、このために毎日のように鎮痛薬を飲んでいる人も多いと思います。
中には、この鎮痛薬の副作用で胃潰瘍や十二指腸潰瘍になっている人もいるものなのです。4.慢性疲労性症候群
疲れやだるさを感じやすいというのも、うつ状態に悩んでいる時は、ほとんどの人が感じることではないかと思います。
しかし、これは普通神経症が原因になっている慢性疲労性症候群の場合にも同じように出てくる症状なのです。
そして神経症が原因になっている場合は、肩こりや頭痛と同様に、疲れやだるさに対する「とらわれ」が出来ているところに特徴があります。
つまり、常に疲れやだるさの方に注意が向き、目の前のことに集中することが出来なくなっているものなのです。5.意欲減退
今まで好きだったことに興味が持てないとか、何をするのも面倒に感じるというのが意欲減退の場合の特徴になり、これは、うつ状態の場合と、全く同じ状態だと言って良いと思います。
ただ、神経症が原因になっている意欲減退の場合は、全てのことに対して意欲がなくなるということではなく、苦手なことや嫌いなことに対して意欲がなくなることが多いものなのです。
つまり、自分の好きなことに対しては充分、夢中になれるものなのです。
これは最近、話題になっている「新型うつ」の場合にも見られる症状のようですが、神経症の場合の特徴だと言えるのです。6.予期不安
また良く眠れなかったらどうしようとか、また、人に変に思われたらどうしようと心配や不安を感じてしまうのが予期不安と言われているものであり、神経症の場合の特徴になります。
ですから、病院で、うつ病とか適応障害、パーソナリティ障害、発達障害と診断された人でも、予期不安を感じる場合は神経症から来る、うつ状態だと考えた方が良いと思います。7.抑うつ神経症
3の「うつ状態のチェック項目」で挙げた、ほとんどの症状が見られるのが抑うつ神経症だと言って良いと思います。
ただ、これらの症状と共に心配症や完璧主義、負けず嫌いといった神経質性格の特徴を持っているところに特徴があります。
ですから、こういう神経質性格の特徴を持っている人の場合は、「うつ状態のチェック項目」で挙げた具体的な症状が当てはまったとしても、うつ病や適応障害、パーソナリティ障害、発達障害ではなく、抑うつ神経症の可能性が高くなると思います。上記のように、うつ状態と共通する神経症の症状も多いものなのです。
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5.うつ状態に影響すると思われる神経症の症状
神経症の症状は、うつ状態に影響しているものも多いですが、特に、下記の症状は影響しているのではないかと思います。
1.劣等感
対人恐怖症に悩んでいる時は内気で暗い自分の性格に対して劣等感を持っていることが多いものです。
また、普通神経症に悩んでいる時は背が低いとか太っているといった身体的な劣等感を持っていることが多いものなのです。
そして、こういう劣等感を持っている時は人目が気になってしまうために、人に会いたくないといった、うつ状態の症状が起こりやすくなると思います。2.雑談恐怖
雑談恐怖というのは対人恐怖症の場合に良く見られる症状ですが、休憩時間などに周りの人が話しているのに、この話の輪の中に入れないということで悩む症状になります。
そして、このために、人と会話していても話に集中できないといった、うつ状態の症状が引き起こされやすくなるのだと思います。 -
6.原因
うつ状態の原因は2でも書かせて頂きましたが、うつ病、適応障害、パーソナリティ障害、発達障害、統合失調症、神経症(不安障害)の6通りあると言って良いと思います。
ただ、原因の違いはハッキリしているのですが、その診断が的確にされていないのが現状ではないかと思います。
特に問題だと感じるのは、神経症が原因であるにも関わらず、うつ病と診断されてしまう場合なのです。
今の精神疾患の診断基準は昔と異なり、現われる症状だけから行なわれることが多いために本来、神経症が原因になっている、うつ状態の場合でも、うつ病が原因になっている、うつ状態の場合でも、同じように診断され、同じように対応されていると思います。
しかし、先ほども書きましたが、神経症の場合と、うつ病の場合とでは対応方向が180度違ってくるものなのです。
つまり、同じうつ状態の症状が出ている場合でも、神経症の場合は目の前の「なすべきこと」をきちんとこなすように頑張っていくことが大切になるのです。
これに対してうつ病の場合には無理をせず頑張らないようにしていくことが大切になってくるものなのです。
しかし、今はどちらの場合でも、無理をせず頑張らないようにしていくという対応方向になっているために、神経症が原因のうつ状態の場合は、なかなか改善されないことが多いと思います。
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7.原因が神経症ではない場合の治療法
うつ病、適応障害、パーソナリティ障害、発達障害、統合失調症といった病気や障害が原因になっている、うつ状態の場合は環境調整や薬の服用などによって治療していくことが必要になってくると思います。
今はSSRIといった効果の高い抗うつ薬などが色々出てきていますので、薬物療法がメインになっていると思います。
また、これらの病気や障害の場合には催眠療法や認知行動療法といった対応方法の効果も期待できると思います。
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8.神経症が原因の場合の克服法
うつ状態でも神経症が原因で起こっている場合は、鬱病などの病気や障害が原因の場合とは、その対応方法が異なります。
つまり、この場合は、他の神経症の症状の場合と同様に森田療法の学習により対応していくのが一番良い方法になると思います。
森田療法の学習をしていく中で、憂鬱感や、やる気のなさに対する「とらわれ」が薄れてくると、これに比例して、うつ状態の症状を克服していけるものなのです。
具体的には、森田療法の考え方を参考にして、憂鬱感や、やる気のなさといった、うつ状態の症状はそのままに、目の前の「なすべきこと」をこなすようにしていくことで、少しずつ「目的本位のクセ」がついてくるものなのです。
そして、これに比例して、憂鬱感や、やる気のなさといった、うつ状態の症状を「あるがまま」に受け止めることが出来るようになってくるものなのです。
そして、この結果として、うつ状態の症状を克服することが出来るものなのです。
つまり、神経症が原因の場合は、SSRIなどの抗うつ薬を使うことなく、うつ状態を克服していくことが可能なのです。