(克服のための具体的な説明)

  • 更新日 2021.06.20
  • 疾病恐怖症は心気症とも言われますが、強迫神経症の一種であり、自分が重い病気になってしまったのではないかと不安になり恐怖感を持ってしまう状態になります。

    ですから、こういう不安や恐怖感があるかどうかで疾病恐怖症かどうかのチェックが出来ると思います。

    疾病恐怖症の中でも、ガン恐怖症や、エイズ恐怖、心臓神経症、精神病恐怖が多く見られるものです。

    現代社会においても、死亡率の上位を占めるガンやエイズ、心臓病は、死に直結する病気ということで、どうしても不安を抱きやすいものなのです。

    なお、疾病恐怖症の人も、自律神経失調症などの普通神経症の人と同じように、病院巡りを繰り返すというパターンになることも多いものです。

    しかし、一度、病院で検査してもらって異常がないという場合には疾病恐怖症の可能性が大きいと考えた方が良いと思います。

    そして、この場合は森田療法の学習をしていく中で病気の不安に対する「とらわれ」が薄れてくれば、薬を飲まなくても充分、症状を克服していけるものなのです。