(原因と克服法の解説)
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更新日 2024.11.27
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1.吃音恐怖とは
会話の途中でどもったらどうしようと不安になるとか、電話に出る時に最初の言葉が出なかったらどうしようと心配になるのが吃音恐怖の症状になります。
最近は言葉を「噛む」という言い方をすることも多いですが、このことで本人が悩んでいるということになれば、これも言葉が詰まったらどうしようと不安になる悩みである吃音恐怖の一種になると思います。
ただ、吃音恐怖は体質的要因から来ている発達性吃音などとは全く異なります。
つまり、吃音恐怖は神経症の一種であり、最初の言葉が出ないとか、思うように発音できないことで、人から変に思われるのではないかという不安に対する「とらわれ」が原因になっているものなのです。
つまり、吃音恐怖も人目や人の思惑を気にするという点で対人恐怖症に含まれるものなのです。
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2.原因
吃音恐怖が起こるのは、もともと持っている神経質性格と、どもったことで恥をかいたというようなショックな出来事による「外的要因」が重なるためだと言われています。
つまり、この2つの原因が重なることで、言葉が詰まったらどうしようという不安に対する「とらわれ」が出来、吃音恐怖の症状が慢性化してくるということなのです。
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3.克服法
吃音恐怖に悩んでいる時は、どもって当然の時でも、これを異常なことだと考え排除しようとしているものなのです。
そして、このために、逆にますます、どもりやすくなってしまうという「悪循環」に陥っているのです。
ですから、まず、時には、どもることもあって当然なんだと受け止めるようにしていくのが第一歩になると思います。
そして、この上で目的本位など森田療法の考えに従って行動するようにしていくと、この積み重ねの中で少しずつ言葉が詰まるのではないかという不安に対する「とらわれ」が薄れ、この結果として吃音恐怖を克服することが出来るようになるのです。